ピロリ菌を除去して胃がん予防しよう♪
前回の記事でサッパリしたものばかりを好んで食べるようになったら、胃腸に異常があるかもしれません!!
◎胃がん患者の共通点
胃がん患者の共通点として知られている事は、ピロリ菌に感染している事が多いという事です!!WHO(世界保健機関)からもピロリ菌に感染している事が、確実に発がん因子であると認定しています。
最近ピロリ菌の認知度が高くなっていますが、ピロリ菌の正式名称はヘリコバクター・ピロリ菌と言います。
ピロリ菌は健康な人も感染している事もあります!!!!!
ピロリ菌が胃の粘液にくっついて炎症を起こしてしった箇所が、お酒やたばこ、塩分の多い食事が原因で胃潰瘍や胃がんになってしまう確率が高いそうです!!
これからの季節ではお酒を飲む機会が増えるので、きちんと胃腸のケアをしてあげることが重要です。なるべく休肝日を設けるようにしましょう♪
私もなるべく1週間に2日程度は休肝日を設けるようにしています♬”
◎ピロリ菌の検査方法
日本人では、中高年になってくるとピロリ菌に感染している確率が、ぐっと上がります。そこで、どうやってピロリ菌に感染しているかを検査するかというと、7種類の検査方法があります。
◆尿素呼気試験◆
13C-尿素を含んだ検査薬を飲む前後に容器に息を吹き込んで呼気を調べる検査です。ピロリ菌の産生するウレアーゼが胃内の尿素を二酸化炭素とアンモニアに分解することを利用し、呼気中の13C-二酸化炭素の増加を測定する方法です。体への負担がなく、かつ精度も高い検査法です。
◆便中H. pylori抗原検査◆
ピロリ菌に対する抗体が、生きた菌だけでなく死菌なども抗原(H. pylori抗原)として認識し、特異的に反応することを利用し、便中H. pylori抗原の有無を判定します。体への負担が全くなく本菌の存在を判定できます。
◆血中・尿中抗H. pylori IgG抗体検査◆
ピロリ菌に感染すると、本菌に対する抗体が患者さんの血液中に産生されます。血液や尿を用いてこの抗体の量を測定し、ヘリコバクター・ピロリ抗体が高値であれば本菌に感染していることが認められ、ヘリコバクター・ピロリ感染の有無を検索するスクリーニング検査です。除菌後の抗体価低下には1年以上かかるケースがあるので、その点に注意が必要です。
◆内視鏡検査◆
内視鏡の際の胃粘膜の所見より判定します。発赤、白色粘液の付着、ひだの肥厚という所見があるとピロリ菌感染を疑います。
◆病理組織学的検査◆
内視鏡にて胃から摘み取ってきた粘膜の一部を HE(ヘマトキシリン-エオジン)染色あるいはギムザ染色、免疫染色により染色し、顕微鏡で観察する方法です。直接観察することによりピロリ菌の存在を診断でます。また、培養不能でウレアーゼ活性ももたない coccoid form(球状菌)の状態でも診断できるという長所があります。
◆迅速ウレアーゼ試験 (rapid urease test, RUT)◆
尿素とpH指示薬が混入された検査試薬内に、内視鏡時に胃粘膜より摘み取った組織を入れます。胃粘膜にピロリ菌が存在する場合には、ウレアーゼにより尿素が分解されてアンモニアが生じます。これに伴う検査薬の pH の上昇の有無を、pH指示薬の色調変化で確認します。
◆培養法◆
内視鏡の際に胃粘膜の一部を摘み取り、その組織から菌を分離培養することにより、ピロリ菌の存在を確認します。この検査法の長所は菌株を純培養し入手できる点であり、この菌株を薬剤感受性 (MIC) 測定や遺伝子診断など他の検査に利用することができます。
内視鏡で検査して、組織を採取して培養して、、、
そんな難しい検査ではなくて、精度の高い尿素呼気試験で検査をする事が多いです!!
ピロリ菌の除去は、薬を飲むことで除去できます!!
最近出てきたピロリ菌除去に必要な薬がまとめて入っている薬もあります。
決められた日数服用することで、ピロリ菌の除去が完了します♬
そして、健康保険が適応されるので比較的安く治療することが出来ます。
ちなみに、一回で除去できなかった場合は2回目の除菌までは保健適応出来たと思います。
サプリや薬を服用しても胃の不快感を感じる場合には、病院でピロリ菌の検査をしてみることも視野に入れてみるといいかもしれませんね♬””
☆豆知識☆
ヨーグルトに含まれている特定の菌株が、ピロリ菌の除去する際に使用する抗生物質が効きにくいピロリ菌に対しての除去成功率をアップさせてくれます!!ピロリ菌除去中はヨーグルトを食べるといいかもしれません。
また、赤ワインやカカオに含まれるポリフェノールがピロリ菌に対して効果的であることが分かっていますので、お酒を飲むときはビールやハイボールばかり飲むのではなく、赤ワインを飲んでみるのもいいかもしれませんね♪””