鉄分は吸収されにくって本当??
前回のブログで鉄欠乏性貧血についてご説明させていただきましたが、今日は鉄分の吸収についてご説明させていただきますね♬”
鉄欠乏性貧血の原因は、その名の通り体の中の鉄分が不足して貧血になってしまうので、積極的に鉄分を多く含む食品を食べることが必要です!!
鉄分が無くなっていくと、抵抗力や免疫力が低下して肌トラブル等を引き起こしてしまいます。また、老廃物を排出機能も低下してしまうために体がむくんだりもします。
なんだか、最近だるくて体がむくんでるなぁと思う方は鉄欠乏性貧血になっているかもしれません!!!!!
鉄分には、ヘム鉄と非ヘム鉄という2種類が存在します!!
鉄分に種類がある事を知らない人も多いのではないでしょうか??
ヘム鉄は、肉類や魚類などの動物性の食品に含まれる鉄分です。ヘム鉄は有機鉄とも呼ばれていて体内への吸収率は10~30%と高いのがポイントです!!!!!
また、非ヘム鉄は野菜とか果物に含まれる鉄分の事になります。非ヘム鉄は三価鉄と呼ばれていて植物性食品に含まれていて吸収率は5%以下ととても低いです!!!!!それに、ヘム鉄に比べて消化や吸収がされにくいと特徴があります。
当然吸収されやすいヘム鉄を食べる方が効果的なのですが、非ヘム鉄の野菜を食べなくていいわけではないのです。
もともと鉄は吸収されにく性質を持っているのですが、ビタミンやミネラルと一緒に食べることによって吸収率を高める事ができます!!
肉だけや魚だけというように片寄った食生活をするのではなく、バランス良く食べることが重要です!!!!!
中でもタンパク質の多い食品はとっても重要です!!
なぜなら前回のブログでも説明しましたが、全身へ酸素を運ぶヘモグロビンはタンパク質と鉄でできているという事が重要なのです!!
タンパク質を多く含む肉類や魚類、卵や乳製品、豆腐などの大豆加工食品を一緒に食べることで鉄分をスムーズに吸収されることになるのです。
◎ここでポイント♬”
食前や食後に緑茶やコーヒーを飲んじゃうと鉄の吸収率が悪くなることは聞いたことがある人もいるのではないでしょうか?ではなせ吸収されにくくなるのでしょうか?それは、お茶類に含まれるタンニンが鉄分の吸収を妨げる働きがあるからです。
しかし、このタンニンが鉄分の吸収を妨げるのは非ヘム鉄だけに限った話なので、ヘム鉄の吸収には関係ありません!!!!!
また、体にいいとされてされている玄米や豆類の外皮に含まれるフィチン酸は、ヘム鉄とヘム鉄の両方の吸収を妨げてしまうのです。さらにはフィチン酸はカルシウムの吸収も妨げてしまう事が分かってきたので、玄米や豆類の食べ過ぎには注意が必要なのです。