レジリエンスな心を育てましょう♬”

最近レジリエンスという言葉を聞くようになってきましたが、皆さんは知っていますか？レジリエンスを直訳すると「回復力」「しなやかさ」「弾力」という意味があって、精神的な場面でも使われています。

精神的な場面で使われる際には「しなやかな心」「心の回復力」という意味合いで、逆境に立っている状態でも、しなやかな心で対応していく力ということです。

では、なぜ最近レジリエンスが注目されているのか？

職場や学校などでのセクハラやパワハラ問題が話題となっていますが、私たちは日ごろ必ずと言っていいほどストレスを感じて生活をしています。職場などでの強すぎるストレスは、時に労災認定がおりるほどのものもあります。

そういったストレスが原因で、心理的や身体的に多くの変化が出てきますが、その変化は個々によって違ってきます。同じストレスを与えられても、直ぐに立ち直れる人やずっと引きずってしまう人といったように違いが出てくるものです。

そういったストレス状態から回復しやすくするために、レジリエンスを高めて精神的な余裕を持てるようにする事が注目されているのです！！

では、レジリエンスを高めるためにはどういった事が必要なのか

アメリカの心理学会が「レジリエンスを築く10通りの方法」を発表しています。
（１）近親の家族や友人たちとよい関係を維持する。
（２）危機やストレスになる出来事を耐えがたい問題と見ることを避ける。
（３）変えられない状況を受け入れる。
（４）現実的なゴールを作り、それに向けて動く。
（５）逆境においてきっぱりとした意志を持ってアクションを起こす。
（６）喪失の苦しみの後に自己発見の機会を探す。
（７）自信を高める。
（８）長期的な展望を維持し、より大きな文脈にあてはめ、その見地からストレスを感じる出来事を考慮する。
（９）希望のある展望を保ち、よいことを期待し、望ましいことを視覚化する。
（１０）心と体を大事にして、定期的に運動し、自分に必要なことや自分の気もちに注意を向け、リラックスして楽しめることをする。